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白亜四階建の日野工場

昭和11年に吉田時計店が建設

吉田時計店が社運隆々として遠く海外に迄活躍していた頃、シーマーをモデルに腕時計業界に進出を企画して建設されたのがこの日野工場である。 昭和11年3月、清洌な多摩流域を選んで建てられた白亜4階建のこの工場は堂々たるものだ。

戦時中は全面的に航空兵器に切り替えられた為、技術の空白を来し、戦後の競争に遅れをとった。 当社はその施設を継承しているが経営上は全然関係がない。 昨年(昭和25年)7月創業以来、斯界の重鎮青木博士を顧問に、菅沼工場長以下文字通り寝食を忘れて工場再建に努めた。 爾来1ヶ年、その良心的な製品は漸く業界の認めるところとなった。

現在社員300名を以て、月産5,000個の腕時計の外、時報時計、輸出用超小型ボールベアリング等も製作している。 月産100,000個以上の能力一杯に活躍する日も近い。

「時計とレンズ」日本時計学会 昭和26年8月号 より

工具工場

各種工具の製作修理はもとより、簡単な自動機は皆ここで作られる。

熱処理工場

材料の良否が時計を左右する。
地板の特殊配合も、当社独自のヒゲ材料コエランバーの熱処理も、皆ここで行われる。

メッキ工場

腕時計の美的感覚はメッキ作業に左右される。

自動機工場

歯車類、ネジ及真類など各種部品が自動機械で作られている。
作業員は一人で5台位の自動機を見廻る。

石工場

石は時計の寿命を左右すると共に美的感覚を与える。
原石から切出し孔あけの後、磨き上げる迄、その手数は大変なもの。

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