1. 和前懐中時計(ロンドン製機械)
資料提供 : Hさん
製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|
江戸時代 |
ケース直径 約50mm 時計本体 約40mm |
ゼンマイ動力、鎖引 |
日本の懐中時計に相当する印籠(いんろう)時計と同じ時代の携帯用時計で、 ロンドン製の機械を用いて、文字板と側を日本で改造した懐中時計で、「和前時計」と呼ばれるものです。
機械は鍵巻きゼンマイ動力、冠形脱進機、丸テンプ、鎖引きで、時打は無し。 割駒式文字板で日本風に仕上げています。
懐中時計のはじめて
16世紀のはじめ、ドイツの時計製造の中心地ニュールンベルグで、ペーター・ヘンライン(Peter Henlein)が錘のかわりに、 ゼンマイを動力源とする時計を発明した。 時計のおもな部分は重錘時計と変わりないが、錘の代わりにゼンマイを使ったことで、はじめて懐中時計を作ることが出来た。 この頃の懐中時計の形はニワトリの卵に似ていたので、ニュールンベルグの卵という名がつけられている。 卵は紐で下げて使われた。
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