1. フィリップ・ハ―ス&ゾーネ(独)
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Manufacturer | Date of Object | Dimensions |
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PHILLIPP HAAS & SÖHNE St. Georgen Germany | Unknown | 40.0 x 27.0 x 18.0 cm |
明治初期に輸入された国内伝世品(古渡り)と思われるウエストチャイム時計です。 ウエストチャイムは鳴り物と呼ばれることもありますが、物珍しかったのか結構輸入されたみたいで、高級品でありながら結構今でも数が残っているようです。 外観はこのタイプではオーソドックスなもので、ユンハンスやキンツレなどに類似しています。
メーカーは、ドイツのフィリップ・ハ―ス&ゾーネ。 1831年創業のシュヴァルツヴァルト最古の時計工場です。 製造年代は不明としてありますが、1870〜1880年代でしょうか。
文字板
金色の金属板に、時計の文字板、その上に時計の遅進みの調節とチャイムのON/OFFのスイッチがあります。 機能性重視のクラシカルな雰囲気です。
機械
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キンコンカンの鳴り棒は四本のロッド、時打ちの渦巻き台には、うさぎとPHSの商標があります。
国内でほとんど見かけないメーカーなので、古渡りなのか?戦後アンティ―クとして入ったものなのか? そのあたりが知りたくて分解して隅々まで確認しました。 たいした書き込みはありませんでしたが、三つある香箱に、右、中、左 と古い引っかき傷があるので最近輸入されたものではなく、 国内伝世品のようです。